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アロエはアフリカ原産の多肉植物で、300種類ほどあるといわれています。食用のほか、観葉植物としても栽培されていますが、中でも私たちがよく目にするのは、キダチアロエとアロエベラの2種類です。
アロエには表皮の部分にアロインという苦みのある成分があり、これが胃の活動を活性化して消化不良などの症状を抑える効果を発揮します。また、緩下作用を持つため便秘の改善も期待できます。キダチアロエには、このアロインが特に多く含まれています。
一方、アロエベラの葉肉のゼリー状の部分にはアロエマンナンやムチンという成分が含まれており、アロエマンナンには肌の新陳代謝を促進する作用があります。ムチンには保湿効果があり、食用のほかに基礎化粧品などにも利用されています。
アロエは「医者いらず」とも言われるように、その成分が医薬品としても使用されているため、摂取には注意が必要です。アロインを大量に服用すると下痢や冷えにつながることがあるため、妊娠中の摂取は避けた方がよいでしょう。また、火傷の治療に葉の汁を塗ったりすることがありますが、皮膚炎を起こした事例もあるため、使用量には十分注意してください。
厚生労働省の規制によって、現在、食品として流通しているアロエ入りのヨーグルトやジュースには、アロインが含まれていません。ただし、アロエに豊富に含まれるビタミンやミネラルを摂取することは可能です。アロエ入りの食品は、適切に利用すれば様々な効用が得られます。
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